ネイティブスピーカーでも速すぎて理解できないと言われている。ニュージーランド英語には、他の国とは違い、マオリ語が使われていたりと独特の特徴があります。
そこで今回は、私が長期留学していたニュージーランドの英語について、特徴を5つ紹介していきます。
ニュージーランド英語の基(もと)
ニュージーランド英語はイギリス英語を基に独自に発展した英語になります。もともとニュージーランドは、イギリスの植民地でした。その為、言語以外にも色々とイギリスの影響を受けています。
例えば、ニュージーランドで一番有名な食べ物のフィッシュアンドチップスも、イギリスにもあります。
ニュージーランド英語ですが、ニュージーランドではキーウィ イングリッシュ( Kiwi English)と言われています。
キーウィ(Kiwi)はニュージーランドにしか生息しない鳥でニュージーランドの国鳥です。
ニュージーランド英語の特徴5つ
ここからは、ニュージーランド英語の特徴について、5つ紹介していきます!
特徴1 英語のつづり
英語のつづりは、イギリスと同じです。その為、基本的にアメリカ英語を学んでいる、私たち日本人にとっては、少し違和感があると思います。
例
意味 | アメリカ英語 | ニュージーランド英語 |
色 | Color | Colour |
映画館 | Theater | Theatre |
計画する | Organize | Organise |
旅行 | Traveling | Travelling |
orをour、terをtre、izeをise、l(エル)をllと2つ増やすと、最後に書くつづりが少しアメリカ英語と変わります。
でも意味は一緒なので通じます。
特徴2 スラング
ニュージーランドではEh?とAye?いうスラングを一番よく使います。スペルは違いますが2つとも意味は、付加疑問文の「○○だよね?」という同じ意味になります。
例えば、「今日は暑いよね」というばあい
普通なら
It is hot today isn’t it? です。
しかし、ニュージーランドでは、
It is hot today eh? となります。
発音は、アルファベットのA(エィ)に似ています。
この他にもニュージーランドではたくさんのスラングがありますので、こちらをどうぞ。
特徴3 英語の速さ
ニュージーランド人は、基本的に無意識で早口で話す人が多いです。
それといくつかの単語は、少し省略した発音をします。
例えば、Salmon(サーモン)の場合、ニュージーランド人はLを発音しません。
その為、普段から英語を話しているネイティブスピーカーでも、ニュージーランド英語は早口過ぎて、おまけに省略して発音するから、理解できないと言われています。
こちらにアメリカ英語とニュージーランド英語を比較した動画があります。
単語一つだけでも、発音が全く違いますね。
特徴4 マオリ語が使われている
ニュージーランドの先住民族であるマオリ族。マオリ族が使っている言語マオリ語がニュージーランドの日常生活で使われています。
よく使われているマオリ語
Kia Ora(キオラ) こんにちは、こんばんは
Aotearoa (アオテアロア) ニュージーランド
Kumara(クマラ) さつまいも
ニュージーランドで有名なニュース番組の 1newsでも毎回「Kia Ora(キオラ) Good evening」と始まります。
特徴5 地域によって発音が訛る
ニュージーランド英語最後の特徴は、“地域によって発音が訛ります”
特に年配の方と話すときにあらわれる特徴になります。
南島ではスコットランドの移民が多く住んでいた為、スコットランド訛りになっています。特にダニーデンなどの南島でも南の方は、訛りがつよいです。
一方で北島にある、オークランド(ニュージーランドで一番栄えている市)の場合は、様々な国から来ている移民の方が多く。それぞれの人種によって発音が違います。
その為、日々発音が変わってきているとも言われています。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
今回は、ニュージーランド英語の特徴について紹介してきました。
最後にニュージーランド英語の特徴を簡潔にまとめますと
1ニュージーランド英語の基は、イギリス英語
2ニュージーランド特有のスラングがある
3早口で話す人が多い+いくつかの英単語を省略して発音する
4マオリ語が使われている
5地域によって発音が訛っている
以上となります。