日本人も関わっていたオークランド ハーバーブリッジ!

Auckland harbour bridge nzNZ ニュージランド

ニュージーランドのオークランドに来たことがある人なら、誰でも1度は見たことがあると思われるハーバーブリッジ。

このハーバーブリッジですが、開通してからもう50年以上になります。

そんなハーバーブリッジですが実は、我々日本人も関わっていたことを知っていましたか?

私も初めて知った時は驚きました。

今回はオークランドのシンボルと言ってもいい、このハーバーブリッジについて、日本人が関わった部分を紹介します。

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日本人も関わっていたオークランド ハーバーブリッジ!

オークランドにあるハーバーブリッジは、現在8レーンあります。しかし、建設当時は4レーンしかありませんでした。それとハーバーブリッジですが、ニュージーランド人が全て建設したのではなく。初めはイギリス人の人が携わっていました。しかし、時が流れるにつれオークランドの人口も増え、交通量も増えたため。4レーンでは足りなくなり。レーンを増やすことを決めたニュージーランド政府は、国際入札で日本の企業である。株式会社IHI(旧社名石川島播摩重工業株式会社)を選びました。 このブロジェクトはIHIにとっても海外初の大規模工事でした。

海外初の大規模な工事と言えるのが,ニュージーランドの「 オークランド・ハーバー橋( 1969 年/連続鋼床版鈑桁橋 )」である.

株式会社IHI インフラシステム IHI 技報 Vol.51 No.3 ( 2011 ) :より引用

IHIさんですが、当時ニュージーランドは思いつかない画期的な手法を使い、ハーバーブリッジの増幅工事をしました。その手法は、大ブロッグ工法でした。

「 大ブロック工法 」とは,現場近くの岸壁で桁を 大ブロック( オークランド・ハーバー橋では 400 ~ 500 t,最近では 2011 年 4 月に IHI が主体となって, 第 2 音戸大橋 」( 広島県 )で 3 500 t の大ブロック 海上一括架設を行った )に組み立てておき,分割し たそれを一塊ごとに一括架設していく方法である.

株式会社IHI インフラシステム IHI 技報 Vol.51 No.3 ( 2011 ):より引用

つまり岸壁である程度完成しておいて、あとでくっつけるという方法だと思います。この手法をみたニュージーランド人は、Nippon clip-ons(ニッポン クリップ オンズ)とニックネームを付けました。誰がこのニックネームをつけ、広めたのか分かりませんが、オークランドでは、このニックネームを今でも知っている人は知っています。実際私がホームステイしていたホストファザーは、知っていました。

そして1969年9月に無事完成致しました。ハーバーブリッジが開通したのが、1959年なので、わずか10年後にレーンを増やしたのですね。

それとハーバーブリッジは、建設されてから50年以上もたっているので、老朽化が心配されており、今でも私が知っている限りほぼ毎晩点検作業が行われています。

現在のハーバーブリッジ

現在でも相変わらずハーバーブリッジを使用する人が多く、通勤ラッシュと帰宅ラッシュ時は、ものすごく混みます。私もノースショア地域に住んでいましたので、このラッシュに何回もはまった事があり嫌になります(-_-;)

このラッシュを緩和するために、朝の渋滞ラッシュ時にノースショアからサウスに向かうレーンを5つにする。夕方の帰宅ラッシュ時は、朝と逆でサウスからノースショアに向けてレーンを5つにする。ラッシュが終わると、4つ4つと元に戻す。とうい取り組みもしてくれているの、そこらへんは有難いです。レーンを変える際はこの機械を使っています。

普通に車が走行している最中にレーンを増やしたり、減らしたりしています。

ちなみにハーバーブリッジは、高速道路の為、歩道はありません。

それと意外と知られていないと思いますが、このハーバーブリッジ 実はニュージーランドにある橋の中で、2番目に長い橋です。全長は1020メートルあります。

あの長さで2番目なのは、ビックリしました。私はてっきり1位だと思っていました。

ちなみに1位はどこかといいますと、ラカイア橋(Rakaia Bridge)です。

全長は1759メートルです。

場所は南島のカンタベリー地方にあり、クライストチャーチから約55キロほど離れたラカイアという町に行く途中にある橋です。ちなみに国道1号線です。

こちらもハーバーブリッジ同様、高速道路です

最後に

ハーバーブリッジでは、バンジージャンプや橋の上を歩くアクティビティなどがあります。スリルが好きな人は、体験してみると良いかもしれません。それとバンジージャンプはニュージーランド発祥のアクティブなので、本場のバンジージャンプが味わえます。